プロが見たミラノサローネ2019お勧め照明⑩、EUROLUCE編

プロが注目するイタリアとスペインの照明ブランドCONTALDIとBOVER

前回からEUROLUCE会場内の気になった展示ブースの紹介をスタートしました。その第一回目はポルトガルの陶器とクリスタルのメーカーVISTA ALEGREの紹介でした(VISTA ALEGREの展示ブースに関しては、以下の記事をご参照ください)。

イタリアのCONTALDIとスペインのBOVERのブースです。両方とも日本ではルミナベッラが扱っています。

オートクチュールのようなエレガントなContaidi

CONTALDIは洋服の衣装のようなデザインが特徴的なとても個性的でユニークなブランド、今回は切子模様のような和紙っぽいテイストのドラム形状のスタンド照明が新作で目立っていましたが、従来品も個性的で他社のブースにはないユニークさが際立っていました。

ファブリック使いに定評があるBover

BOVERはここ最近、寄木細工のようなブースデザインでオリジナリティを確立したようで、似たり寄ったりの他社のブースとは一線を画しているのですが、それと反比例して商品の方はどんどん没個性のものばかりになっていき、残念な方向に進んでいます。今回も1シリーズ以外は注目すべき作品は見受けられませんでしたが、ブースは一見の価値ありです。

MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、CONTALDI
CONTALDIのブース
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、CONTALDI
ドラム形状のスタンド照明が今年の新作
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、CONTALDI
この新作は独創的で意匠性も高く、奥行きがさほどないので、インパクトの割には場所もとらず中々優秀な照明だと感じました
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、CONTALDI
従来品も展示されていました、オートクチュールのような意匠性の高さが素敵です
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、CONTALDI
新作でなくても個性があって独創的なのでとても展示映えしていました、良いブースでした
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、BOVER
代わってBOVERのブース、このスタイルを確立したようで今年も同じブースデザインですが個性的で人目を引きます
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、BOVER
ブースデザインの良さとは裏腹に、出す毎に新作が残念なものばかりなんですが、このシリーズだけホテルのデスクやベッドサイドなんかに合いそうだな、と注目しました
MILANO SALONE 2019 EUROLUCE、BOVER
ツマミを使ってヘッドの向きを変えたり、スイッチの形状が可愛かったり、USBポートもあったりと中々良く出来た作りです

エレガントなContardiとシンプル路線を強調したBover

EUROLUCE常連組もこうやって見ていくと見所があって感性が刺激されます、やっぱりFIERA会場は外せないです!

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