プロが注目するPaolo RizzattoがデザインしたFLOSのMod.265
前回は輸入照明十選サスペンションランプの第5位に選んだiGuzzini社のRenzo PianoがデザインしたLE PERROQUETを紹介しました。
今回は輸入照明十選シーリングランプ/ウォールランプ編の第2位に選んだMod.265を紹介します。
メーカーはイタリアのArteluce社(現在はFLOS)、デザイナーはこれまた巨匠の一人 Paolo Rizzattoです。
Paolo Rizzattoがまだ無名の頃であった1973年にArteluce社から発表した作品で、巨大なスケールとダイナミックでスムーズな動き、無駄のないニュートラルな作風によって、発表以来50年近く経過した今なおユニークさが際立つ大人気商品です。
日本で広く認知されるようになったのはこの10年のことで、ようやく日本も世界のデザインの流れに追いついたのかと考えさせられもしました。
質量を超越したスムーズな動き
壁に固定した三角形のブラケットを起点として、長さ2メートルもの巨大なスケールのアームが両先端のヘッドとカウンターウェイトの重さ、および左右均等でない長さのアームでバランスをとっており、指一本で軽く触れただけで動かす時の感覚は鳥肌ものです。
可動範囲が広いだけでなく折り畳むことができるので、使わない時は壁面にピタリとそわせておくことができるという構造の妙も心憎いです!
50年近く経過した今なお斬新でユニーク
発表後50年近く経過していますが、今でも古さを感じさせない素晴らしい一品です。
巨大な空間に映えるスケール感を持ちながら、その構造を活かして狭い空間でも難なく活用できる唯一無二の照明です。
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