プロが注目するFLOS LUXMASTER F by Jasper Morrison
輸入照明十選からの紹介、前回はサスペンションランプ部門からFLOSのSTRING LIGHTを紹介しました。
今回はフロアランプ部門第3位に選んだLUXMASTER Fを紹介します。
Jasper Morrisonの野心作
メーカーはまたFLOS、デザイナーはこれまたJasper Morrisonです。
本作はGLOBALLの大ヒットを受け、その自作として登場しました。
GLOBALLのスーパーシンプルさとは異なり、またJasper Morrisonの通常の作風とは異なり、近未来的なデザインと凝ったディテールが特徴的な野心作でした。
他にもシーリングランプやウォールランプなどのバリエーション展開もありましたが、ここで紹介するフロアランプ以外は販売的にパッとせずすぐ消えてしまい、このフロアランプもそこそこ成功したとはいえ前作GLOBALLの大ヒットと比べると地味で、今では廃盤品でもう手に入れることはできなくなっています。
販売面で成功しなかったとはいえ、僕的にはとても優秀で素晴らしいデザインアイテムだったと思います。
金属部は亜鉛メッキという特殊なヘアライン仕上げを採用しています、後にも先にもこの仕上げを施したFLOS照明は本作のみです。
細いステムにカールコードが巻きついて宇宙船のようなデザインのヘッドを上下動させているような視覚効果を与えています。
宇宙船のようなデザインのヘッドは金属製の反射板と半透明なポリカーボネートの成形パーツの二重構造になっており、360度全周回転させれるので直接光としても間接光としても自在に使い分けできます。
光源から発せられる光が反射板とポリカーボネートのセードの間をすり抜けて淡く透過する様は見事としか言いようがありません。
販売面では成功せず現在は廃盤
残念ながら販売面の不振が影響してか現在は廃盤でもう手に入らないです。
前作GLOBALLが大ヒットし過ぎた影響も無視できないと思います。
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