プロが注目するFLOS TATOU by Patricia Urquiola
合計40回にわたって紹介した輸入照明十選からの紹介は昨日で終わりましたが、今日からは適当に気付いた秀作デザインアイテムを思いのまま紹介していきます。
今回紹介するのはPatricia UrquiolaがデザインしたFLOSのTATOUです。
2011年に発表された本作はUrquiolaがデザインしたFLOS照明の代表作です。
日本の兜のサイドプロテクターの編み込みがデザインの基
フランス語で“アルマジロ”という意味をもつ本作は、Urquiolaが日本の伝統的な兜のサイドプロテクターの編み込み技術に着想を得てデザインしました。
ポリカーボネートのセードに穴が開いており、直接抜ける光とポリカーボネートを透過して拡がる光の効果があり、グレアを感じることがないというデザインと快適さを両立しています。
しかも低コストで大量生産に向くよう、パーツを4分割して曲げ、それらを組み合わせることで一つのセードに仕上げるというとてもスマートな製造技法を用いています。
この製造技法によって複雑な形状のセードを難なく短期間に大量生産することを可能にしています。
三色の色と各タイプの組み合わせで豊富なバリエーション展開
共通のセードを使ってテーブルランプ、フロアランプ、サスペンションランプ大小と多彩なバリエーション展開をしています。
色によって違う表情を見せるのでそれぞれの好みに応じて幅広い対応が可能になっています。
デザイナーの感性の凄さはもちろんですが、このあたりの高度な柔軟性がメーカーとしてのFLOSの凄みだと思いました!
ご用命の際はケーイーアイデザインまでどうぞ!
コメントを残す