プロが注目するデザインアイテム照明編72/GLOBALL BASIC2

プロが注目するFLOS GLOBALL BASIC2 by Jasper Morrison

昔北九州の小倉に出張した際、何度か訪れた長屋というバーがあります。

小倉駅から歩いて10分のところにあり、地下に降りていき、扉を開くと大きなバーカウンターがあり、その奥にラウンジスペースがあります。

ラウンジスペースは腰高のシェルフがあり、そのシェルフの上にはいくつかのデザインオブジェが飾られています。

そして椅子や照明、アートは全てその腰高のシェルフより下の高さにくるように置かれているので、ゆったり腰掛けて低姿勢で美味しいお酒を楽しむのに最適なシチュエーションが自然出来上がっています。

そして点灯している照明はシェルフの下の床に直置きしたFLOSのGLOBALL BASIC2のみなんです。あとは全て消しているので、ここだけが乳白ガラスを透過した優しい光溜まりになっていて、1日の疲れをリセットするのに最適なスペースになっています。

ロースタイルで寛ぎを感じるのは日本人のDNAでしょうか？

GLOBALLの優しい光しかないラウンジで名作チェアにどっしり腰を据えて美味しいお酒を飲んでいると、1日の疲れがリセットされるので、小倉で仕事がない時でも福岡からこのバーまで行ったことが何度かありました。

ロースタイルの環境に寛ぎを感じるのは日本人のDNAの為せる技なのかと考えたりしています。