プロが注目するFLOS CLESSIDRA by Antonio Citterio
今は廃業して営業していませんが、阪急電車の高架を北に上がってすぐのところにリアルダイニングカフェガーデン芦屋店という雰囲気の良いカフェダイニングがありました。
内装インテリアにも力をかけていて、衣装照明にも力を入れていました。
エントランス入ってすぐの色を天井や他の壁と塗り分けた柱に取り付けられたFLOSのCLESSIDRAという上下配光のウォールランプ2灯が特に良い仕事をしていました。
イタリア語で“砂時計”という意味の上下配光ウォールランプ
濃いグレーに塗り分けられた柱に馴染むようにクロームメッキ仕上げの本品を2灯シンメトリックに取り付け、上下配光の光と陰の陰影もシンメトリックになるようにしていました。
柱全体に光の帯ができ、天井への反射で光溜まりができて、その部分がかなりシンボリックな印象になりました。
照明ならではのダイナミックな空間演出の恒例だと思って食事をしながら全体の内装インテリアを楽しんでいました。
照明によって内装インテリアを充実させた好例
素材や家具なども頑張っていましたが、それだけでは限界があったように感じました。特に家具はそれほどたいしたものは使われていませんでした。
照明の力を借りることによって印象的な内装空間を達成した好事例だったとおもいます。
残念ながら少し前に廃業して今は空き状態が続いていますが、次に入るテナントが居抜きで内装するのなら、引き続き使い続けるのかもしれません。
コメントを残す