プロが注目するNo. 1ファニチャーショールームDe Padova Milan flagship storeのアプローチ
少し前イタリアの家具ハイエンドブランドDe Padovaのミラノにあるフラッグシップストアを紹介しました。
その時は内部だけの紹介でしたが、今回はユニークなアプローチを紹介します(De Padovaのミラノフラッグシップストアに関しては、以下の記事をご参照ください)。
以前にも紹介した通り、20世紀初頭に薬の研究施設として使われていた建物を活用したショールームですが、ヨーロッパで典型的な外から見ると建物で囲われていて、中に入るとパティオ(中庭)があって燦々と外光が降り注ぐ構造になっています。
ここのユニークな点は、アプローチが長く緩やかな降りになっていてパティオが地下にあることです。
降りのアプローチは地下駐車場のアプローチのように暗く、抜けたその先が燦燦と外光が降り注ぐ明るい空間になっていて期待度を増す効果を見事に発揮しています。
この辺の演出力とその演出効果を増す空間のデザイン力にはいつも感嘆させられます。
商品のデザインだけでなく洗練されたユニークなショップデザインもイタリアブランドの魅力
イタリアブランドについて常々感心させられることは、商品自体の卓越されたデザインもさることながら、ショップデザインや広報グラフィック等々まで含めた総合的なデザイン力がユニークで卓越している点です。
この辺のトータル的なデザイン力が、日本発のブランドにはかなわない凄みを感じます。
何故日本の人口の半分しかない小国が世界のデザインを牽引するトップランナーになりえたのかをひしひしと感じとることができます。
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