プロが注目するMILANO SALONE 2017、EUROLUCE FIERA会場、FLOSの展示ブース
2017年のMILANO SALONEからの紹介、これでラストです。
壮大なスケール感と他の追随を許さないブースデザイン、数多くの斬新な新商品群の数々で断トツ人気のFLOSの展示ブースです。
2019年からFLOSはEUROLUCEを抜けてS.PROJECTに移ったので、2017年がEUROLUCEでの最後のブース展示となりました(2019年のFLOSのブース展示に関しては、以下の記事をご参照ください)。
圧倒的なスケール、ユニークで斬新なブースデザイン、充実した新作群で他の追随を許さない絶対的なブランド
僕がFLOSの展示ブースを初めて見たのは20年以上前の1999年でしたが、当時からずば抜けて洗練されていました。
その頃はライバルのARTEMIDEと向かい合って競い合っているような感じでしたが、人の入りやデザインの洗練度はFLOSの方が上に感じました。
それから何回かして、あまりのFLOSの展示ブースの素晴らしさと充実した新商品群の凄さに恐れをなしてARTEMIDEはFLOSとは別のHallに移ってしまい、以降はEUROLUCEにおいて絶対王者的な存在となりました。
2017年も型押しした巨大で縁にレースのよう波打ち模様を施し、表面をモルタル塗装したような樹脂の壁を二層に組み上げ、広さ1000m2という度肝を抜く巨大な展示ブースでした。
連日凄まじい数の来場者で賑わい、来場者を完全に魅了していました。
圧倒的な存在感でMILANO SALONE EUROLUCEを牽引してきた偉大な照明ブランド
2年後の2019年のEUROLUCEの他社のブース展示のほとんどは、このFLOSの展示ブースと、前回紹介したBOCCIの展示ブースの劣化版でした(BOCCIの展示ブースに関しては、以下の記事をご参照ください)。
これは2019年に限ったことではなく、毎回2年後には現れるお決まり現象ですが、いずれも規模とデザイン力が中途半端なため心に響くものがありません。
酷いところになるとブースデザインのみならず展示商品までオリジナル感がこそげ落ちた模倣品のオンパレードで、見ていて痛ましい限りでした。
極端なことを言えば、この2社の展示ブースだけ見ればその年のトレンドは抑えることができると言っても過言ではありません。
今年は残念ながら中止になってしまいましたが、来年どのような展示ブースを披露してくれるのかとても楽しみです。
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