プロが注目するデザインアイテム照明編82/薄型大光量シーリングライトFLOS CLARA

プロが注目するPiero LissoniがデザインしたFLOSの薄型大光量シーリングライトCLARA

天井高の低い日本の住宅で当たり前のように普及している薄型大光量シーリングライト、天井高のある欧米の住宅では全くと言っていいほど普及していません。

欧米の住宅では小型のものをキッチンや廊下、階段につけているくらいです。

壁付けと兼用で発売することが主流ですので、どうしても日本の住宅で使われているような薄型大光量のものはあまり見かけません。

そして日本のメーカーによって履いて捨てるほどでている薄型大光量シーリングライトに関しては、機能一辺倒でデザイン不毛と言い切っても過言ではありません。

Piero Lissoniがデザインした薄型大光量シーリングライトCLARA

そんなデザイン不毛の薄型大光量シーリングライトですが、Piero LissoniがデザインしたFLOSのCLARAは秀逸です。

直径φ600mm、器具光束3141ルーメンという大光量にも関わらず、厚さは僅か50mmという薄さです。

この大光量、大型でフラットに対し、消費電力は57ワットなので省エネ性もバッチリです。

オプションのフレームはクローム、スモーキーグレー、クリアから選べるようになっています。

ルートロンの調光スイッチDIVAと組み合わせると調光が可能です。

電源はLED基盤と一体になっているので別置きする必要がなく器具デザインがよりスッキリします。

上質のデザイン性を満たした薄型大光量シーリングライト

以前からこの種のシーリングライトでデザイン性の高いものの提案を求められる機会が多々ありましたが、明るさが足りなかったり、フラットでなかったり、出てはすぐ廃盤になったりで中々安定して提案できるものがありませんでした。

本品はそのような問題を解決してくれるぴったりの一品で、日本の同種薄型シーリングライトと比較するとかなり高額であるにも関わらず大変好評で採用事例も多々あります。

省エネで明るさも充分あり、見た目も秀逸でデザイン不毛のこのジャンルにあってピカイチの存在だと思います。

従来の日本的な生活スタイルを維持したまま、デザインに拘りがあり、予算制約が厳しくない方には絶対お勧めです。