建築好きの名建築訪問、国の有形登録文化財に指定されている莫大小会館の4階にある巨大な石の盥
国の有形登録文化財に指定されている莫大小会館、その4階のテラスに巨大な石の盥があります。
今は藻や水草、金魚などを入れていて鑑賞用ですが、昔はここで洗濯していたと思います。
黒い巨大な石は塊をくり抜いたのでしょう、コーキングされていません。
恐らく昔は素材が安く、この方が確実に防水できたからこのような大味な方法を取ったのでしょう。
このレトロで巨大な黒い石の塊の盥がとても記憶に残っています。
周りの景観と不釣り合いなほどレトロで立派な石の盥
下に引いた人工の芝生、床に引いた安そうなレンガ、壁につけた粗悪な照明、木調のべこべこでペラペラのはめ板、川向こうの建物とのバランスが悪くあまりにも不釣り合いな感じが気の毒で一層記憶に残っています。
周りの低劣な素材による手の加え方と比較すると、勝手な想像ですが、壊すのにコストがかかるから残ったのか、歴史的な価値があって壊すのに許可が必要で邪魔くさいから残したのか、どちらかの理由と思います。
追加する人工芝やレンガなどの素材や質には目を光らさないようです、暫く見てないので近くに行く機会があればまた見てみたいです。
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