プロが注目するデザインアイテム照明編51/SHOGUN TAVOLO

Artemide SHOGUN TAVOLO by Mario Botta

プロが注目するArtemide SHOGUN TAVOLO by Mario Botta

輸入照明十選からの紹介、前回はサスペンションランプ部門第6位のNH Familyを紹介しました。

今回はテーブルランプ部門第7位のSHOGUN TAVOLOを紹介します。

メーカーは今回もイタリアの老舗有名ブランドArtemide、デザイナーは巨匠Mario Bottaです。

Artemide Classics中の一品、唯一無二の傑作

1986年デザインで、当初はArtemide Classicsという一群の作品中に分類されていました。

このテーブルランプタイプでも高さが60cm近くもあって大型ですが、TERRAというより巨大なフロアランプタイプもありましたが、現在は残念ながら廃盤になっているようです。

2枚のメッシュ状の可動式セードが光源を覆い、グレアカットしていると同時に、メッシュの重なりでユニークで美しい影のパターンを周囲に移し込む姿がとても美しいです。

更に白と黒のモノトーンカラーで構成された本体がユニークなデザインと相まって強烈な個性を発揮しています。唯一無二のデザインです!

Artemide SHOGUN TAVOLO by Mario Botta
SHOGUN TAVOLO、昨年のミラノサローネ/S.PROJECTにて撮影

一度見たら忘れない個性的なデザイン

この時代のイタリアブランドの巨匠達による作品で共通している点として、デザインコンセプトが確立されるとその実現の為一切の妥協をせず作品を仕上げていく点が挙げられます。

また、共通部品によるファミリー化なども当初から全く念頭になく、マスプロダクションというよりはむしろアートピースの製作に近い概念があるように感じます。

巨匠Mario Bottaによるこの作品は個性が強すぎて好き嫌いが分かれるところですが、そういう意味では究極のアートピースだと思います。

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